場末の。

ワタモテの感想記事がメインです。たまに他の話題を取り扱った記事も投稿します。※現在更新をお休みしております。

ワタモテレビュー喪126「モテないしあだ名で呼ばれる」

12月7日(木)に、待望の私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の喪126「モテないしあだ名で呼ばれる」が公開されました!

 

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タイトルを一瞥した時、「来たか……(冷静で居られる自信がないな)」と思い、反射的に身構えました。

「あだ名で呼ばれる」。

喪124で「もこっち」「ゆうちゃん」呼びをする二人を見て、田村さんの心にはもやもやとした霧が掛かってしまいました。
そう、田村さんはもこっちにあだ名、名前どころか苗字ですら呼ばれていないのです。
そこでもこっちは「今更『田村さん』って呼ぶのもな……」とふと思ったところで喪124は終わるのですが、今回早速その問題に関わる話が出てくる、と。

 

普通の漫画なら暫くその話題だけで話を保たせられる・引っ張れるような濃い問題に、グイグイと切り込んでいくのがわたモテの魅力の一つだと私は思っています。
例えばネモが具体的にどう変化したかだとか、わずか数コマで表現されていますからね。普通なら1エピソード丸々割けるぐらい濃い内容だよな、と思うのですが。

 

さて、今回のタイトル通りに「あだ名で呼ばれる」のは一体誰なのでしょうか……?
……。
すいません……最初に言わせてください。
今回の話は……その……。
読んでいる最中、滝のように叩きつけられる感情の濁流に流され、「アッ」「尊い」「ォ……」「無理」(言語機能の9割を消失した)などの言葉しか出てこず、
読了後オフィスで放心状態になってしまったので、今回のレビューで平静な文体を保つ自信があまりありません。
見苦しい文章は可能な限り校正するつもりですが、そのあたりご了承頂ければ幸いでございます。

 

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今回のプレビュー画像は田村さんともこっちです!
田村さんが……遂に耳を装着するっ!?

 

 

 

 

 

前回の吉田さんの一喝(「つーかお前らなんで耳つけてねーんだよ」)もあってか、ネズミーのグッズショップに訪れるもこっち一行。
ネモからの誘いを断っていた田村さんもショップに訪れています。

 

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するともこっち、ネズミーのキャラクター帽子を手に取ります。
おひとつ1500円(でしょうかね)という価格なら良心的にも思えますが、もこっちが付けるのは恐らく今日限りでしょうし、付き合いで買う分余計に高く感じてしまうのでしょうね。

 

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その時、田村さんの横に立っていたもこっちに声をかけるのはネモ。
前述の経緯もあり、田村さんが自分のことを嫌っていないかどうかが気になるようです。
一方の田村さん、ネモがもこっちに耳打ちしているのが気になる様子。そのせいか三点リーダーも若干多めです。
何を話しているのか気になっているのは勿論のこと、(ひそひそ話って……もしかしてあの二人って仲良い?) という疑念が頭の中に渦巻いていそうですね。

 

さて、前回ネモが「面白そうなグループ」と称したアベンジャ……もこっちーズ。
当然一筋縄ではいかないメンバーばかりです。
ネモが「それ(うさぎ耳)買うの?」と声を掛けても、田村さんからは「え……別に……」と淡白な答えしか返ってきません。
それを、ネモは「(ここまで塩対応されるのは)新鮮」だと好意的に解釈します。

(普通女の子のグループって 空気読んでみんなに合わせるものだからね)

「お揃いのグッズにしよう」「かわいいー」「いいねー」と同調・協調し合う女の子のグループを遠目に眺めるネモ。本当は「かわいい」「いいね」と思っていなくても、本心を隠して空気を壊さないことが求められる世界。リア充を演じる上で同調ばかりを繰り返してきたネモにとっては間違いなく今いる場所は新鮮でしょうね。逆に言うと、その同調ばかりを繰り返す(本心を隠し続ける)世界に嫌気が差したのでしょう。

 

 

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ここでネモが思い返すのは「茜(あー)ちゃん」……岡田さんのことです。
この台詞から察するに、本心を隠し続ける世界に退屈・飽々している中で、時折本心を見せてくれる岡田さんに惹かれていたのかもしれません。親友だった理由の一つはそれ、だったのかもしれません。
「他人にあまり合わせなかった(嫌・気分が乗らない時は嫌と言う)」のが親友の岡田さんと田村さんとの共通項であるならば、前回も書きましたが、二人(ネモと田村さん)の性格的な相性自体はやはり悪くは無さそうな気がしてきます。
それにしても、「合わせなかった」というのが過去形なのが気になりますね。
ネモにとって、岡田さんは過去の存在になりつつある訳ではないと思いたいのですが。ひょっとしたら、「自分に負い目があるのだから(自分に夢を隠していたことに怒って去ってしまった)岡田さんを追う権利はない」とか思っているのでしょうか。果たして心中やいかに……。

 

 

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かわいいネズミー帽子を手に取るもこっちが何を考えているのか簡単に当ててしまうネモ。
中学時代のネモはかなり大人しそうな風貌でしたし、本来の性格のネモも、もこっちと似たような思考をするのでしょう。
自信がなければここまで挑発的な言い回しは出来ませんよね(挑発的な言い回しをするのには理由があると推測していますが、それは後述いたします)
ここで「元ぼっち」というワードが出て来るのに少し感動してしまいますね。読者ではなく作中人物から見ても、もうぼっちではないって事ですから。

 

そして、もこっちにリア充グループで培ってきた知識(一体感について)を教えるネモ。

「それにこのメンバーで耳つけてネズミー回るなんて2度とないかもしれないしね」

という言葉からは、ネモの「一度きりかもしれないこのイベントをより良いものにしたい(だからみんなで一体感を出していきたい)」という思いを感じ取れますし、
「2度とないかもしれないしね」と、万が一にでも再びある可能性を否定した言い方でない(否定したくないという思いがある)ことから、ネモなりに「このメンバーとの時間を楽しみたい」という気持ちが滲み出ているような気がします。

 

 

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吉田さんの「おーいいじゃねーか」「それにしろよ」に素直に応じる田村さん。ハァ……うさ耳ゆりちゃん尊い……。
それにしても、選んだのがうさぎなのは意味深です(寂しがりやをイメージさせる動物ですからね)。
一方のネモ、自分との対応の差に半笑い。そして「私本当に嫌われてない?」と再度もこっちに確認します。

 

さて、田村さんがネモを嫌っているのかどうかについてですが、この時点では嫌っていないと思います。
単に「田村さんの視界には四人しか映っていない」ので、ネモとうっちーに対して本当に興味がない(どうでもいい)んでしょうね。
「愛の反対は無関心」なんて言葉がありますが、果たして二人は仲良くなれるのでしょうか……。

 

 

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ショップでの買い物を終え、ジェットコースターの列に並ぶ一行。
当然のようにもこっちの横を陣取るうっちー。耳も合わせてきています。
さっきショップで横に居たのは、もこっちが何を購入するのかずっと監視していたんでしょうねえ……。

 

そして前列の真子は、田村さんがジェットコースターが苦手なことを気にかけます。
「一年の時の話でしょ 多分もう平気」と言い切る田村さん。付き合いの長さを感じさせるやり取りです。
田村さん、この四人のためであればどんな苦難でも耐えきる所存なのでしょう。

 

 

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次の中央列はシャベッタァアアアアアア!!(マクドナルドのCM)
内面ではどのような激しい思いが渦巻いていたのかは分かりませんが、小声でまともな話題を振るうっちー。
木にへばりついてセミになっていた頃を思い返せば大いに成長しています。
……あれ、そういえば修学旅行の時は普通に会話してましたよね。成長というか退化したのが戻った……?

 

そして最後に後列の吉田さんとネモ。珍しい組み合わせです。
歯に衣着せぬ言い回しの「お前なんでいんの?」ですが、吉田さんは岡田さんと会話する仲になっていますから、
ひょっとしたら「なんでお前岡田と一緒に行動せずに此処にいんの?」というニュアンスがあったのかもしれません。
そして「色々あって」という返答に対して「ふーーん」と、それ以上踏み込まないのが吉田さんらしいですね。

 

 

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そして乗車する一行。まだ加速前といったところでしょうか。
田村さん、(パッと見笑顔のようにも見えますけど)怖くて目を瞑っているのでしょうね(かわいい)。
隣の真子は心配そうな表情です。
……もこっち、バーに手をつけていないのですが大丈夫でしょうか。

 

 

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そして急加速するコースター。まだ加速しないと思っていたのか、焦ってバーを……うっちーの左手を強く掴みます。
となるとうっちーのボルテージも急加速していくのは避けられません。

 

 

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もこっちの髪が顔に巻き付き、ホラーゲームの敵キャラのような状態になりながら咆哮します。
下は巻き付いている様子、上は髪の中のうっちーといった所でしょうか。図解されているのが理科の教科書のようですね。
……それにしても、これなにかデジャヴというか既視感がありますよね。何だっけな……。

 

 

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あっ……(察し)。

 

 

 

 

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青ざめる田村さん、やはりジェットコースターは苦手なままだったようです。真子は相変わらず田村さんのことを気遣います。
ネモはもこっちが叫びまくっていたことを観察できるぐらいには余裕があったようです。
もこっちは「思ったより激しかったから」と返答しますが、この中で一番思ったよりも激しい事態が起こったのは間違いなく例のやべーやつでしょう。
吉田さんはノリノリで次に行こうとします(楽しそうでなによりです)が、それを引き止める謎の人物が。

 

 

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「もう一回乗る!!」荒い息遣いを繰り返すうっちー。興奮冷めやらぬといった様子ですが、そんなにジェットコースターが気に入ったんでしょうか。それとも性の生の喜びを味わうことが出来たからなんでしょうか。

 

 

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「同じの乗ってもしょうがねえだろ!」「ほらうっちー 友達捜すんでしょ 別のとこいこ」吉田パパと真子ママから咎められますが、
「やだ! のる! のるの!!」と駄々をこねる赤子。
もはやうっちーの幼児退行は得意技になってしまったようで、保護者である白ポニテこと宮崎さん一行の心労が気がかりです。

 

 

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そんなうっちーの提案に対し、「まぁ私は乗ってもいいけど」「私もあと一回ぐらいは…」まさにゴネ得といったところか、もう一度乗る流れになりそうです。
……当然のことながら、心配する真子とは対照的に、うっちーの視界には疲弊しながらも無理に付き合おうとする田村さんは入っていないようです。そういうところだぞ。

 

 

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が、欲望剥き出しのうっちーの脇腹を冷静に刺したのは伏兵、ネモ。
そのごく自然な提案に対して対抗する術を持たないうっちーの作戦は瓦解します。


……いえ、皆さん、冷静に考えてみてください。
うっちーは純粋にジェットコースターを楽しんでいた可能性があるわけです。
小学生の男の子みたいに、スリルを味わおうとしていただけなんですよ。きっとそうです。
「別の人と乗るように」との提案にものすごいショックを受けているようにも見えますが気のせいに決まってます。
自分のワガママも優しい皆に通してもらったし、もう一度乗れるうっちーのテンションはアゲアゲ! そうですよね、うっちー!(*^^*)

 

 

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……うっちー? 荒くなっていた呼吸は置いてきたんですか?

 

 

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叫び声も置いてきたんですか?

 

 

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……うっちー、どうしたんでしょうか。
ひょっとして乗り物酔いでもしたんでしょうか、と形容するに相応しい状態になっています。
あれだけ楽しみにしていたジェットコースター、満喫しすぎて悟りを開いてしまったのかな。
とはいえ、うっちーの身勝手な提案で心身ともに限界が来つつある田村さん。付き合ってくれた田村さんに何か一つぐらい言うことがあるよね、うっちー。

 

 

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……これで二回目です。やはり人の心を喪失しているようですね。

 

 

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そして場面は切り替わり、また他の乗り物に乗ることになった一行。真子は今回の話では(でも?)ずっと田村さんのことを気遣いっぱなしですね。
そして(また田村(こいつ)か)などとそろそろ天誅を受けた方がいいやべーやつは置いておいて、
もこっちの様子が少しおかしいです。一体どうしたんでしょうか。

 

 

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というのも遡ること五分前。ペア決めじゃんけんでネモはもこっちにパーを出すことを指示し、もこっちとペアになることに成功していたのでした。
……ネモは、ひょっとしたら会話する余裕のないジェットコースターではあくまで今後の布石としてペア決めじゃんけんを提案するに留め、
そして会話する余裕のあるアトラクションになったので、もこっちと確実に隣同士になるように仕掛けたのでしょうか。
だとすればものすごい計算づくですよね。

そして、どうやらもこっちの様子がおかしいのは「ネモと何を話して良いのか分からない」からのようです。
もこっちの、頑張って人に話しかけようとする姿勢は素晴らしいですよね(もこっちは以前から人に話しかけなかったのではなく、頑張って話しかけようとした結果失敗していた感じがあります)。
見るアニメの趣味は合わないものの、学校では貴重なオタ話の出来る相手です。早速今期アニメの話題を振ろうとしますが……

 

 

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「!」

 

 

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つい口を滑らせてしまい、「ネモ」という心の中だけの愛称を口に出してしまうもこっち。
それをネモは決して逃すことはありません。うっかり振ってしまった中足きっちりと即死コンボで差し返す体勢に入ります。
もこっちはなんとかコンボから逃れようと「い…いや 言ってないよ!」と震え声で返しますが、それが逆にネモの疑念を確信に近づけます。

 

 

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ネモは「ネモ」と呼んでいたことにキレている訳ではなく、「何とぼけてんの? 幾ら黒木さんが否定しても 絶対に逃さないから」という決意が表情に現れているのでしょうね。もこっちの中にはまた別の一面を持つもこっちが居るということを確信しているからこそ、それがほんの少し垣間見えたこの機会を逃すわけにはいかないのでしょう。
幾らMSA-003が元ネタといえど(ほのぼの日常系アニメ好きのネモは恐らく知らないでしょうが)、
愛称と名字呼びでは距離感が全然違います。しかも、ネモという愛称はもこっちのみから呼ばれるであろう特別なものですからね。
もこっちはそのネモの背景がぐにゃぐにゃと歪むほどの気迫に怯え、引き気味に「根元さんと言おうとしてどもっただけ」と震えながら返事をしますが……

 

 

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まだすっとぼけるもこっちに対してネモの目から光が消え、ネモと呼ばなければ「返事 しないよ」と一言。
もこっちの頬を無数の汗が伝います。もこっちの精神的な疲労がそろそろ心配になってきました。
……それにしても、この「返事 しないよ」……良いですね。溜めてますもんね。「しないよ」のところだけ声のトーンを落としているのが容易に想像できます。
本当に確信してるんでしょうね、「ネモって呼んでるだろ」と。本当に言い間違いの可能性も僅かながらにあるだろうに、もこっちの心を先程から透かして見ているかのようです。
そして係員のお姉さんには一瞬で切り替えて笑顔を向けるネモ。流石です。

 

 

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そんな策謀ひしめく船の上、吉田さんは手を振りネズミーを満喫している様子。後列が平和で何よりです(涙)。
もこっちもファンタジー感溢れるオブジェに目を奪われている様子。何かと巻き込まれがちな中、少しでも楽しめているようで良かったです。

 

 

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が、船は流されても「ネモ呼び」の話題は流さないネモ。
そしてもこっちは、ついにその執念に折れてしまいます。
(ネモの本性はわかっているし もう気を遣う必要もないか……)と、ATフィールドを解除し……。

 

 

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ついに声の震えがピタッと止まるもこっち。(真っ直ぐな吹き出し線とフォント)
そして「それを待っていた」と言わんばかりに「なあに? クロ」と返すネモ。

 

「なに?」ではなく「なあに?」。そしてここだけ声色を変えたのか、ネモの台詞のフォントも変わっています。
おそらくは日常アニメで親しい女の子二人が良い雰囲気の中で交わすような、優しい声色に変えたのでしょう。心中ノリノリになった結果、まるで演ずるかのように。
幻想的な背景の光と、二人の頬にかかる照明の明暗の演出がなんとも言えませんね。

 

そして初めて呼ばれる渾名である「クロ」におどろくもこっち。
「根元だからネモでしょ 黒木だからクロ」と、もこっちからの愛称に合わせるネモ。あ、これつきあい始めのカップルがやってるやつじゃんウヒョオオォォ

 

 

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そしていつものように煽るネモに、ついにもこっちは「……うるせえよ」と一言。
いつもと違い攻撃的な言葉で返されたにも関わらず、ネモはとても嬉しそうです。まるでそれを待ち侘びていたと言わんばかりに。

 
そして「やっぱりそっちが本物? 素のクロ?」と、存在することに確信を持っていた「素のもこっち」を引き出した事を実感します。
「いや別にいつものも素だけど……」と返答するもこっちですが、「自分に対して気を遣う」ことをして欲しく無かったんでしょうね。
本音を包み隠さないやり取りに、ネモは飢えているでしょうから。

 

 

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そして溢れる笑顔からぽつりと溢れる「ようやく会えたって感じかな」という台詞。重たい台詞です。
「ようやく」──入学前の受験の時からずっと待っていたと考えるとおおよそ約二年半ぶり。勿論もこっちにはその言葉の真意は分かりません。
そう、これまでネモが挑発的な言い回しをしてきたのは、素のもこっちを引き出すためだったと思うとようやく念願叶ったといえるところです。
「うるせえよ」と言われること、それをどれだけ渇望してきたか……。

 

そしてそのやり取りは作中人物であるうっちーから見ても「イチャイチャ」しているように見えるらしく(うっちーの場合は結構フィルター掛かってると思いますが)、いつもの嫉妬フェイスが浮かんでしまいます。
一方の田村さんは……た、田村さん? どうしたんですか……?


そんな中央列の不穏な気配に気付かず、ネモクロ「そろそろ落ちるよ クロ一緒にポーズとる?」「いやとらん」とイチャイチャなやり取りを見せつけます。
この「いやとらん」という返答、ネモにとっては「え!? う、うん、や、やってみようかな……ハハ」という返答の百倍は嬉しいでしょうね。

 

 

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が、田村さんはそんなやり取りが嬉しいはずもなく、うっちーの左腕に握撃を食らわせます。さっき天誅を受けるべきとは言いましたが、まさか物理的に下るとは。

 
あれほど切望していた「名前(あだ名)で呼ばれる」こと。
それを横から突然やってきた、どこの馬の骨ともしれないリア充にあっという間に掻っ攫われ、出遅れてしまったのです。
今田村さんの抱えている爆弾の中でも最も大きいものに触れる大事件が目の前で勃発し、心中穏やかでいられる筈もありません。

 

 

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そしてスプラッシュコースターの落下中のカメラが映し出す光景。
ネモは勝利者の笑みとでも形容しましょうか、カメラを意識したものとは別に、今の心情(喜び)がありありと現れています。
そして後列の真子と吉田さん、本当に楽しそうです。目の前の惨劇にどうかこのまま気づかずに、平穏に楽しんで欲しいと願うばかりです。
最後に地獄の中央列、あれほどコースター系は苦手なはずの田村さん、コースターの恐怖よりも静かなる憤怒が勝ったのか冷酷な表情でネモを見ています。サバンナのライオンすら睨まれたら失神しそうです。
そしてもこっち争奪レースに参加しているはずのうっちー、遂に戦闘態勢に入ったライバル・田村さんの握撃を落下中も受けて絶叫。
たった1枚で現状このグループがどうなっているかがよく分かる素晴らしい写真だと思います。


そしてこの写真を見たネモ、(え? 睨まれてる!? やっぱり嫌われてない?)と冷や汗を浮かべます。
ええ、このスプラッシュコースターに乗る前までは嫌っていなかったと思うんですけどね……。なんかよく知らねー奴から泥棒猫にジョブチェンジしたものと推察されます。

 

 

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ここでうっちー、初めてと言っても良いかもしれません。
遠目にもこっちを見るのではなく、青ざめた表情で田村さんを見つめています(しかも涙が浮かんでる)。これでうっちーが田村さんに無礼を働くことは二度と無いでしょう……。

そしてもこっちもトイレに行こうと田村さんについていきます。この時点では恐らく普通にトイレに行きたかっただけだったとは思うのですが、途中で様子が変な事に気づいたのか「ねぇ」と声を掛けます。

 


「ねぇ」……自分に呼称がない事を改めて認識させられる呼び方です。
もこっちは意図せず火にガソリンを注いでしまいます。そして遂に……

 

 

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田村爆発。

 

あだ名を付けようか付けまいか悩み、爆弾解体に時間をかけているうちに外部からの刺激でついに爆発してしまいました。
ここまで直接、もこっちに「ちゃんと名前で呼んでよ」と言い出せず、あくまで受動的……その時を待ちわびていただろう田村さん。
ですが、待っているだけでは事態は動かないどころか悪化。背景から脱出してきたうっちーと、持ち前のコミュ力でガンガン攻めてくるネモが「もこっちの隣」の位置を奪おうとしてくるのです。

そこで追い込まれた田村さん、遂に抜刀したと言いますか……大きな重い盾で殴りかかったという印象です。ネモとの親密そうなやり取りが相当効いたのでしょうね。もこっち、今日だけで何回光のない濁った瞳に見つめられたのかもう数え切れなさそうです。

 

……次回は一体どうなってしまうんでしょうか。
もしトイレから始まるのであれば、とんでもない事になりそうです。個室(ガチレズさんとの約束の地)であれば更にとんでもないです。


ゆりちゃん、襲いかかる感情の波をもはや抑えることが出来なさそうですが、果たしてもこっちは田村さんの重い思いを受け止めることは出来るのでしょうか。
というか、ちゃんとあだ名を付けられるのでしょうか? 付けてあげてほしいです。そうしなければもう収まりが付きませんよこの状況はっ!

 

 

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私は前回、このもこっちを囲む三人をバミューダトライアングルと形容しましたが、その魔の三角地帯という名に相応しい状況になってしまいました。果たしてこの絶望海域から無事にもこっちは脱出し、平穏な日常を取り戻すことが出来るのでしょうか。
そんじゃそこらのハーレム漫画主人公が泣いて逃げ出すほどの巻き込まれっぷりなので、もこっちには少しでもネズミーを満喫できる状況に好転して欲しいですね。

 

 

 

そして……今回の感想を一言で言うのなら。


一言で言うのなら……。

 

 

 

 

 

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            ↑当ブログ管理人

 

 

「はぁ……ネモクロ尊い……」しか言えない状態からなんとか文章を生成することが出来て良かったです。