場末の。

ワタモテの感想記事がメインです。たまに他の話題を取り扱った記事も投稿します。※現在更新をお休みしております。

ワタモテレビュー喪127「モテないしのる」

12月28日(木)に、待望の私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の喪127「モテないしのる」が公開されました!

 

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新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

ブログの更新が大変遅れてしまいました……年末のドタバタに巻き込まれているうちに、いつのまにか年が明けてしまいました。
もし待っていた方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ありませんでした。

 

2018年になり、平成も遂に30年に達した本年ですが、ワタモテの更なる飛躍、人気の拡大を祈るとともに、
当ブログの筆者もワタモテに関する活動を広げていきたいという決意を抱いております。暖かく見守っていただければ幸いです。

 

 

さて、前回(喪126)のワタモテは、田村さんがネモクロTrickを強制視聴させられた直後にもこっちに「ねぇ」と声を掛けられ、名前を未だに呼んでもらえないことで遂に怒りを露わにしてしまうという絶妙に続きが気になるシーンで終わりを迎えました。


はてさて、今回のワタモテは一体どうなってしまうのでしょうか。
田村さんは、自分の気持ちを正直に吐露できるのでしょうか。或いは、素直になれず、名前を呼ばれることのないまま終わってしまうのでしょうか。
それとも……。

 

 

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今回のプレビュー画像は田村さん・もこっち・吉田さんの三人です!

……ワイハー!?

 

 

 

 

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今回のワタモテは前回の「ねぇ」騒動からではなく、吉田さんの回想から入ります。
私はてっきり、田村さんがトイレで固有結界を貼るところからスタートするかとドキドキしていたのでちょっと安心したと言いますか、なんと言いますか……。
おそらく田村さんはあれ以上名前呼びの問題に踏み込めず、そしてもこっちも何かそれ以上声をかけることもできず、重苦しい雰囲気のままトイレに向かったのでしょうね。


ともあれ、あの吉田さんの頬の傷の理由が遂に明かされそうになってきましたね。
「田舎のパンダ合唱団」というこれまた珍妙な名前のアトラクションにヤンキー友達二人を連れてくる吉田さん。
吉田さんの友人、タレ目さんは「入ったことねーな」メカクレさんは「朝の一発目なんだしもっと人気の乗ろうぜ」と、反応はあまり芳しくありません。
ですがその二人を「ばかやろう最初だからここなんだよ!」「今のタイミングならほぼ貸し切りで見れんだぞ!!」と力強く一喝する吉田さん。


なるほど……ネズミーマスターの吉田さん、相当の自信があるようですね。
焦って人気のアトラクションに人が少ない内に並ぶというのは凡夫の発想。通は若干マイナーなアトラクションを満喫する、という訳ですね。
いや、恐れ入りました。人がすし詰め状態で満喫できない状態よりも、開放感のある空間で満喫する貴重な機会を逃さない──流石吉田さん、冷静かつ的確な判断ですね。

 

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マジで3人しかいねぇ……。
だだっ広い空間の中では幾らなんでも寂しすぎる観客の人数。
ですが吉田さんは既に「待ちきれない」といった様子で笑みを浮かべていますが、タレ目さんの引き笑いには気づいていないようです。

 

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そして壇上にはアレな感じのパンダが床から「にょ~」と生えてきて登場し、「ボエ~」と歌声を披露してくれます。どこぞのガキ大将を彷彿とさせる歌声ですが大丈夫なんでしょうか。

 

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「みんなー手拍子してー」とスタッフのお姉さんの呼びかけに笑顔で応える吉田さん。
メカクレさんはもはや壇上を見ておらず、タレ目さんは怪訝な表情を浮かべながら吉田さんを見つめています。
「このアトラクションのドコがおもしれーんだ?」と言いたげです。


ですが、そんな手拍子しない怠慢な二人に吉田さんは「おい なんでやらねーんだ やれよ」と檄を飛ばします。
メカクレさんは吉田さんが本気で楽しんでいる事を察したのか引き気味の笑顔で応えますが、メカクレさんは「あたしはいーわ」と拒否。
スタッフ並みの情熱を持つ吉田さんはその態度に眉間に皺を寄せますが、壇上に大量のパンダが集まったのを見て笑顔を取り戻します。

 

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満面の笑みで手拍子を続ける吉田さん、吉田さんの顔色を伺いながら合わせるタレ目さんでしたが……

 

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このアトラクションに全く気乗りしていなかったメカクレさん、正直な感想を口にしてしまいます。


しかし、無理もありません。もともとメカクレさんはもっと人気のあるアトラクションに乗りたがっていたにも関わらず、
初っ端から子供向けのアトラクションに連れてこられ心底テンションが下がり、退屈でしょうがないといったところなのでしょう。

 

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ですがどれだけキモくても夢の国のキャラクターを侮辱するのは吉田さんが許さず、1コマも間を置かずに黄金の右腕がメカクレさんの頬を捉えます。
続いて「ぶっ殺す!!」とまで叫ぶ吉田さん、「やめろお前ら!」と喧嘩をおっ始める二人を止めるタレ目さん。タレ目さん、夢の国に居る吉田さんになんとか付き合ってあげるタイプだったんですね。これまで分からなかった三人の関係性が少しずつ見えてきましたね。

 
恐らくですが、吉田さんは「自分が楽しいと思っているものは皆も楽しいと思ってくれるはず」と無意識下で思っているんでしょうね。子供か
ともあれそんな不幸なすれ違いの回想が終了。吉田さん、苦い思い出に古傷が疼いたのか頬の傷をぽりぽりと掻きます。

 

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そんな吉田さんに声をかけるのは真子。
セリフから、この濃厚な遊園地編がまだ正午かその手前ぐらいなのが明示されます。
「あ… ああ…」という吉田さんの台詞からは、先程までの回想を深く思い出していて、声を掛けられた時は心ここにあらずといった状況だったことが分かります。
もしかしたら怒りすぎたことを少し悔やんでいるのかもしれませんし、「こいつらは一緒に手拍子したり歌ってくれるのだろうか」と不安を覚えていたのかもしれません。

 

そして吉田さんが次に選んだアトラクションは「ミーティングコワリィッチ」。(看板には「ミーティングコワリッチ」と書いてありますが、表記ゆれでしょうか)。
待ち時間は五分、少し空いた時間を埋めるには丁度いいですね。

 

そしてもこっち一行はモニターの置かれた空間へと座ります。
どういう趣旨のアトラクションなのか分からず困惑するもこっちの視線の先に現れたのはハワイアンな格好をしたスタッフさん。
「みなさんワイハー」とこのアトラクションではお約束の挨拶をすると、早速主役のキャラクター、コワリィッチを呼び出します。

 

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モニターに映し出されたコワリィッチ、どうやら気さくなキャラクターのようです。
吉田さんは手慣れた様子で「ワイハー」を返します。多分、このアトラクションも何度か体験済みでもう慣れているのでしょう。もこっちと田村さん、もう吉田さんがネズミー好きだということは十分理解してきている頃でしょうが驚きを隠せません。

 


が、そこでコワリィッチ、「なんか見たことがある気がする……」と使い古されたナンパ用のセリフを言うと、モニターにネモの顔が映し出されます。
「え!?」と初めは困惑するネモでしたが、周囲からの注目を受ける中、軽い自己紹介を笑顔で済ませ無難にやり取りを勧めます。

 

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「なんでやねん」と大阪のノリでツッコミを入れるネモ。流石、こういったものにも慣れていますね。
一方のもこっちはこのアトラクションが陰キャラ殺しの客いじり系であるという正体を知って戦々恐々。
大丈夫ですよ、もこっち。うんうん頷く荻野に「なにわろとんねん」と(心の中で)突っ込んでいた頃を思い出してください。大阪でもやっていけます。

 

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が……そのネモとコワリィッチのやり取りを見て少し様子がおかしいのは田村さんです。
自身の震える二の腕をぎゅっと掴み、縮み上がったような状態になってしまいます。かわいいですね
「自分が指名されたらどうしよう」という恐怖感で一杯なのでしょうね……。周囲からの注目を浴び、視線を向けられるだけでも苦痛でしょうから。
その田村さんが震える様子を見たもこっち、何故だか上から目線気味にニヤニヤ。「私も怖いけどブルってはねえぞ!」ということなんでしょうか。
もしくは自分と同じように(もしくは、自分以上に)このアトラクションに戦々恐々としているので精神的に余裕ができたのかもしれません。

 

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(まあ陰キャ(田村さん)にはネモみたいな対応ムリだしな)と思うもこっちですが、ここでもこっちと田村さんの(親しみを覚える)共通点が「陰キャ同士である」ということが示されていると思います。
もこっちは自分のことも過去に陰キャだと称しています。この6人の中で、陰キャラサイドなのは二人だけだという認識を持っていることでしょう。
そしてそれは田村さんも同じように思っていることが、すぐ後のシーンで示されることになります。


一方、田村さんが震えていることなど知らないコワリィッチは観客の中から彼女を募集し始めます。
その標的に選ばれたのは……うっちー!
そして「お名前教えて」と、これまで劇中で明かされていなかった名前を聞き出そうとします。すると……

 

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ついに明かされるうっちーの名前は……笑美莉!
もこっちは「そんな名前なの!?」と以外そうな反応ですが、なんだかお似合いな感じですよね。
なにせうっちーの顔は「絵文字」と心の中で呼ばれているぐらいですから、笑顔のエモーションがお似合いです。だからこそ名前に「笑」の字が入っているのは似合っているような気がします。

 

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そんなうっちーことエミリに果敢にアタックを仕掛けるコワリィッチですが、うっちーは固い決意で拒否。
理由は「好きな人いる」

……ま、まさかうっちー。激しく揺れ動く苦悩と葛藤の末に、
心の奥底で熱を放っていた本当の感情に目を向けることができたということなのでしょうか。
どう考えてもこの場合の好きな人というのは……いえ、改めて言うのも野暮なことでしょう。
傍から見る分に明らかでも、主体が認めるというのは大きな違いです。
ひょっとしたら、今回うっちーが背景から表舞台に姿を現したのも、「好き」ということを自覚したからだと思うと少し感慨深いですね。


一方のもこっち、そんな大カミングアウトに全く反応を示さず「このままじゃ質問来るぞ……」と心配で頭がいっぱいのようです。さすがラブコメの主人公、ヒロインのアタックに鈍感です。

 

 

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そしていずれ当てられることを悟ったもこっちが取った作戦は……「寝たふり」
寝たふりは言わば「干渉されることへの拒絶」のサイン。
休み時間誰からも話しかけられたくないし、一人で何もせずに佇んでいるようにも見られたくないときに寝たふりで過ごすのは、いわば陰キャラの防御手段のようなもの──
それを見た田村さん、「黒木さんならそうするよね」と同調し、二人は目を瞑ります。つまり、「黒木さんも私と一緒で当てられたくないから防御行動をするよね」という納得の意味合いなのでしょうね。

 

 


そんな中アトラクションはどんどん進行し、コワリィッチは観客と一緒に歌を歌い始めます。
もこっちと田村さん以外のメンバーは全員が歌う中、歌わない二人を見て「こいつら……」と吉田さんは怒り気味です。

 

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「どいつもこいつも……」と、吉田さんの脳裏には手拍子をしなかったヤンキー友達二人の姿が浮かんでいるのでしょうか。
二人の方を見ながら「うたーおー」と大口を開け、「お前らも歌えよ」という意を示します。
そんな中、コワリィッチが歌っていない観客をロックオンした模様です。
先程「ブルってやがる!」と田村さんを見てニヤついていたもこっちですが、このシーンでは田村さんの数倍ビクっています。

 

そして「歌ってない」としてモニターに晒し上げられるのはなんと子連れの父親!
その無慈悲な現代の処刑にもこっちは「無差別かよ!?」と衝撃を受けます。
このまま寝たふりをしているようでは、冷たい銃口がもこっちに向けられるのは時間の問題と言えるでしょう。
一方の田村さんは「…………」といつものように沈黙。無表情のままその処刑を見つめていましたが……。

 

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田村さんは先程と同じように左腕を右手で掴み、膝元を左手で掴みます。
寝たふりが通用しないとなると、表情には出ていないだけでかなり精神的には追い詰められているようです。
一方のもこっちは(覚悟を決めるか……)と、その両手が拳を形どります。
こういった追い詰められた状態に陥った時、震えを抑えるだけか、それとも立ち向かおうとするか──
もこっちの心の芯の強さがよく現れていると思います。

 

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これは、何も今に限った話ではありません。
喪122のクラス替えのシーンにおいて、自己紹介でネモに「普通の人になった」と心底落胆された時、普通の陰キャラには到底ひねり出せない勇気を振り絞り、自爆することを選ぶだけの強さがもこっちにはありました。この時も、ぎゅっと力強く拳を握りしめています。もこっちの成長が垣間見えますね。

 

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ぎこちないながらも手拍子を交えて歌い始めるもこっち。必死の形相です。
吉田さんは「おっ?」といった感じの表情を浮かべますが、田村さんはびっくりしたエフェクト(Σ)を出し……

 

 

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共に歩調を合わせてきたはずのもこっちがリア充達のノリに迎合したことを受け、それを生気のない表情で見つめます。
そして「そうだ黒木さんは私と違って こういうことできる人なんだ…」と認識を改めようとします。
その認識とは、自分と黒木さんが同じ陰キャラ、同じ穴のムジナであるということ。先程「6人の中で陰キャラなのは田村さんともこっちだけという認識を二人とも持っている」と申し上げましたが、このシーンでまさにそれが出ていると思います。

 

 

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喪124「そうだね 私や黒木さんと違って」というセリフは記憶に新しいところですが、田村さんは「良い人ではない」というカテゴリーの面でももこっちと自分は重なっている部分があると認識しています。
だからこそ、今回のもこっちの行動には非常に大きなショックを受けます。二人が似た者同士であることに、田村さんは非常に強い親しみを覚えていたからこそあれほど仲が良かったはずなのです。だからそれが違うとなったら、田村さんの心の拠り所を失いかねない事態なのですが……。

 

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ガシ、と田村さんの腕を掴むもこっち。
そして耳元で囁く言葉は「嘘でいいからやれ! やらないと指名されるぞ」
そう……もこっちが迎合したというのは田村さんの勘違い。全ては指名されることを逃れるがための手段に過ぎません。
そして必然なのか偶然なのか……もこっちが掴んだのは、田村さんが震えを抑えるときに掴んでいた左腕の肘~二の腕の部分。
きっとこの時は、田村さんの体の震えがピタッと止まったに違いありません。
今は自分一人ではなく、仲の良い友達が掴んでくれているのですから。

 

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顔を赤らめながら歌おうとする田村さんでしたが、まだ思い切りが足りず明確な言葉を紡ぐことができません。
そんな田村さんに「もっと本意気でやれよ!!」と、もこっちは熱血教師のような熱い言葉をぶつけます。
恥の多い生涯を送って来たもこっち、いかに最終的に恥を受けずに済むか、そのために何をすればいいか知り尽くしています。それはさながら歴戦の戦士のようです。
そしてもこっちが友達を助けるために必死になっているという貴重なシーンでもあります。

 

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そして吹っ切れたのか、めっちゃかわいい田村さんは赤面しながらも歌い、「わいはー」のポーズまで決めてしまいます。
吉田さんは生まれ変わったかのような二人のやる気に上機嫌です。
真子は田村さんの歌声が聞こえてきたことにびっくりしたのか振り向き……うっちーの顔が見切れていますが、ひょっとして「エミリーもかわいい」に反応して、全年齢向けの漫画では描写してはいけない表情になってたりするのでしょうか。気になるところです。

 

そして真子は「あんなにはしゃいでるゆり初めて見た……」と驚愕の表情で、拍手する田村さんにレズ思いを馳せます。
あくまで田村さんは生き残るために必死になっているだけであってはしゃいでる訳ではないのですが、
田村さんにこういった行動をさせたであろうもこっちの存在に改めて「すごいな」という思いを抱いたかもしれません。

 

さて、生き残るためにやりきったもこっちと田村さん。
もこっちは「やり切った……」と肩の力を抜いて背もたれに身を預けます。
もうこれでコワリィッチに標的にされることはありませんね。

 

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え!? なんで!!?

 


まさか頑張りすぎたことで墓穴を掘る事になるとは想定外だった二人。ウキウキの吉田さんの横で急速冷凍ガスを浴びます。

そして田村さん、事あるごとに「え? なんで?」を言うようになってますが、うっちーと同じく持ちネタ化してしまったのでしょうか。

 

 

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そして吉田さん、もこっちと順番に名前と出身地を言っていきます。
吉田さんは嬉しすぎて緊張しているのか「ま……茉咲だ」と言葉が詰まり気味です。
チバに行ったことがないという軽妙なコワリィッチのトークも飛び出しつつ、もこっちは近年一番のディフォルメ顔になりながら無難にやり取りをこなしました。

そして遂に田村さんにもコワリィッチの照準が向けられますが、「歌うの好きー?」に対しては「別に……」
「すっごくかわいかった 彼女になって」に対しては「………」「……」黙殺で押し切るなど、田村さんらしいやり方でなんとかピンチを切り抜けたのでした。
もしこれが田村さん単独に当てられたものであれば何も答えられなかったのかもしれませんが、3人に当てられたからこそなんとか田村さんは乗り切れたのかもしれませんね。

 

そしてアトラクションは終了し、なんとか外に出たもこっち一行。

 

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もこっちに聞こえるように、空を見上げながらもこっちのアドバイスが逆効果に終わってしまったことをぼやく田村さん。
それに対して「お前がああいうの絶対嫌そうだったからやってやったんだろ!!」と、友達である田村さんを助けるためにやった行動なのだと明言するもこっち。その上「ちょっと前から機嫌わるいし!」と、原因がわからないながらも(「ねぇ」)田村さんがずっと不機嫌だったことを気にかけていたのでした(恐らく一緒に居て気まずさを感じたからだと思いますが)。


名前を呼んであげないこと以外完璧な行動をしているもこっち。いや……むしろギャルゲーの主人公としては敢えて名前呼びを留保することで田村さんの心を惑わし──つまり蠱惑している超高度な戦略と解釈する事が可能なぐらいです。


そして田村さん、「ねぇ」の次は「お前」と呼ばれたことに反応します。
「……(助けてくれなんて)頼んでないし お前じゃないけど……」とその呼び方に不服な様子でしたが……。

 

 

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超上機嫌の吉田さんが満面の笑みで二人に抱きつきます。超かわいい……
その微笑ましい三人の様子を保護者のような穏やかな表情で見つめる真子。ママ化が急激に進行しています。

 

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先程はヤンキー友達のノリが悪くて夢の国を満喫できず、苦い思いをした吉田さん。
だからこそ、いつもローテンションであるはずのもこっち・田村さんが自分の期待以上のノリで歌ってくれたことに喜びを隠しきれません。
「コワリィッチに話しかけられるとは思わなかったな?」という台詞からは、皆と(夢の国を満喫したいという)共通の思いを抱きたいし、そう思ってくれているであろうという認識が垣間見えます。
そして喪124でも度々ありましたが、田村さんは吉田さんの話の本筋は耳に入っていないけれども呼び方を気に留めています。
「お前ら」
奇しくも、先程もこっちが使った呼び方と同じです。
そう……仲の良い関係であっても、名前呼び以外の親しみのある呼び方はある。そのことが、田村さんの今まで抱いていた心の靄を晴らすきっかけになります。

 

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吉田さんは上がりきったテンションのまま、3人の「わいはー」写真を持つコワリィッチの写真を撮ります。
(どんだけネズミー好きなんだよ)と冷や汗を掻きながらそれを見つめるもこっちでしたが……。

 

 

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ここで突然、田村さんは「私の下の名前知ってる?」と質問します。
それに対して答えるもこっちに「ん……」と、口元に少し笑みを湛えます。
私としては、この「ん……」には満足のニュアンスを感じました。


ここで「下の名前を聞いた」ことにはどんな意味があるのか、色々考えることが出来ると思います。
例えば、「お前」「ねぇ」と呼んでいるのは下の名前が分からないからではないか、という思いがあり、
だからこそ知っているかどうか確認した……という説。
でも知った上で敢えて「お前」と呼ぶ、そういう親しみの示し方もあるのではないかと吉田さんの呼び方も踏まえ、呼び方に固執しなくてもいい……と考え方を改めた、という流れです。


それに加えてですが、初読時に私が真っ先に思ったのは、上述の「名前を呼んでもらえることに固執しなくても良い」という結論に至るのは同じですけれども、
その結論に至った上で、それでも「ゆり」自分の名前を一度でいいから呼んでほしかった、というものです。
何故かと言うと、田村さんの下の名前が「ゆり」であることは、真子がいつも「ゆり」と呼んでいるから、いつも行動を共にしているもこっちが「ゆり」という下の名前をすでに知っているのは田村さんも十分理解していると推察できるからです。
では何故聞いたのかとなると、もこっちの口から「ゆり」という言葉を聞きたかったからです。
今度から私のことをゆりと呼んでよ、という勇気は田村さんにはありません。ですが、一度だけでいいから呼んで欲しい呼び名を言うところを聞きたかった、それで今後は我慢できる……というものです。


……いやすいません、これ重すぎますかね?

 

 

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吹っ切れたように笑顔を取り戻す田村さん。尊い……
ですがもこっち、自分のことは棚に上げて「陰キャは言葉と感情が曖昧でわからん」と思いながら「ヤンキー見習え」と、あれだけ親の仇のように偏見まみれでディスっていたヤンキーを上げるところで終幕を迎えます。

吉田さんはこれ以上ないというぐらい分かりやすく童心に返り、ネズミーを満喫していますからね。
一方の田村さんは、陰キャで片付けるのはどうかというぐらい、中々感情を表に出さないし、自分の本当の言いたいことも心の奥底にしまってしまうタイプではありますから……とはいえ、これで遊園地の「ねぇ」騒動も一件落着といえそうです。

 


……まだ昼のパレードも終わっていませんがね!!

 


話の密度が恐ろしいぐらいに高い昨今のワタモテ。2018年も衰え知らずの勢いで進んでいくことは、我々読者の目にも明らかなことです。次回の話も非常に楽しみですね。

 

 

 

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