場末の。

ワタモテの感想記事がメインです。たまに他の話題を取り扱った記事も投稿します。※現在更新をお休みしております。

ワタモテレビュー喪128「モテないし回る」

1月18日(木)に、待望の私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の喪128「モテないし回る」が公開されました!

 

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「乙女たちの様々な事情…。」


上の文面は今話のアオリ文なのですが、
この回では遂に、今まで撒いてきた伏線──種がぶわっと芽を吹き、
そして「乙女たちの事情」が複雑に絡み合うことになります。

 

前回、田村さんが「名前呼び問題」に自分なりの着地点を見出したことで、根本的な部分では解決していないものの、一応の落ち着きをみせることとなりました。
ですが休む暇もなく──そして驚くほどの速度で、残されていた大きな問題に焦点が当たりはじめ──
今、もっともアツい群像劇が幕を開けます!

 

 

 

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プレビュー画像はうっちーと吉田さんです!
……あれ?スマホ忘れてきたんじゃ……

 

 

 

 

 

さて、今回は喪117ぶりのオムニバス形式の回です。
開幕のプレビューのシーンからいきなりスタートですが、果たしてうっちーはスマホを背で隠すようにして、誰に連絡を入れているのでしょうか。

 

 

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もこっち一行とは違ってお揃いの耳を付けている雌猫の間グループ。
喪126での「普通女の子のグループって空気読んでみんなに合わせるものだからね」というネモのモノローグ通りです。

 


どうやらうっちーは宮崎さんに連絡したようですね。
おや……つい数時間前、真子の「宮崎さんに連絡してあげる」という好意を「いいよ!余計なことしないで!」と拒否した気がするのですが……。
何も言わず、意図的にはぐれたことで雌猫の間グループの面々には大変心配を掛けたでしょうから、そのケアは必要ですよね。
……ですがこの文面からして、鉢合わせたときの為の言い訳のために先手を打っておいた意味合いも強そうですよね……ほう工作活動ですか。大したものですね。

 

それにしても、
「一人でいるところを見かけてかわいそうだから少しの間一緒に回ってあげる」
って自分がしてもらったことですよね? うっちー、ブーメランが側頭部辺りに刺さってますよ。


……そういえば雌猫の間グループの面々も、そろそろうっちーがもこっちに特別な好意を寄せている事を察しそうな頃合いですよね。

 

 

 

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雌猫の間グループといえば、もこっちを「例のあの人」呼ばわりする、電車で密着したことをネタにする、智貴と居るところを見て関係性を面白がって邪推するなど、もこっちを下に見ているような言動が目立ちます。


もしもこっちが一人で居るところを見かけても、「『例のあの人』一人で居るじゃん」「やっぱ友達居ないのかな」などと言いながら、遠目にあざ笑うぐらいで済ませそうなものです。
それを「かわいそうだから一緒に回ってあげる」というのは、いわば捨てられた子犬を拾うような行動(実際には拾われたんですけど)──メンバーの目にも不思議に映ったのではないのでしょうか。少なくともうっちーに何らかの変化が無ければ起き得ない行動です。


焼肉プレゼントの件といい、幼児退行した件といい、ライン移動といい……最近登場回数の多い宮崎さん辺りが一番最初に気づくんじゃないかなあ、と思います。
そしてうっちーにその事を問うたその時が、うっちーの愛が試される瞬間なんじゃないかなあと思います。
つまり、所属グループの意見に流されず……孤立することも覚悟の上で、自分の愛を貫けるかです。
私は前回の告白からしても、そして今までのブレなさから見ても、愛を貫いてくれると信じています。

 

 

2つ目のエピソードは「当然だと思ってた」


もこっち一行はお昼を食べながらパレードを見られる絶好の席に陣取ります。
「ここいいね」と微笑むネモに対して「まあちょっと遠いけどな」と謙遜した様子の吉田さん。
そのやり取りからして、どうやらこのスポットへ皆を案内したのは吉田さんのようですね。さすがネズミマスター、とっても心強いです。


ですが吉田さんはまだまだ絶好のスポットを知っているようで「メインの夜のパレードは間近で見よう」と提案しますが、解散時刻は夕方四時。学校主催なのですから当然と言えば当然──真子と田村さんの表情に困惑の色が浮かびます。


ですがディ……ネズミーは手にスタンプを押してもらうことで再入場が可能です。
そのことを熟知している吉田さんは「ばかやろう そんなの再入場に決まってんだろ!!」と強気に啖呵を切りますが……

 

 

 

 

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狼から子犬へ。

 

 

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この表情の落差。可愛すぎるでしょうがァァァ!!!!

 

しかも吹き出し線が震えていることからも、先程の勢いは何処へやら、弱々しい口調になってしまったことが分かります。
吉田さんからしてみれば、コワリィッチであれほど一体感を持って歌ってくれた、ネズミーを共に愛する仲間たちなわけです。まさかそのメンバー達が「夜のパレードを見ない」とは思ってもみなかったのでしょう、憤りよりも先に悲しみが来てしまっているようです。可愛すぎかよ……。


そんな弱体化パッチを当てられてしまった吉田さんを見てしまった真子と田村さん。もこっちも「オイオイ どうすんだよこれ……」と言いたげに冷や汗を流しながら田村さんを見つめます。これは断るに断れませんよねえ……。(元々田村さんは吉田さんの提案にはかなり乗っていますが)


……ん?
ということは、今回の遠足編は夜まで続くという事ですかっ!?
少なくともこの会話に加わっている四人(もこっちは黙っていますけれど)は参加しそうですが、果たして何人が再入場するのか楽しみですね。

 

 

 

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3つ目のエピソードは「一緒に撮る」

 

……へ!? ちょっとちょっと……吉田さんちょっと……!?(ザ・たっち) 開幕から可愛い吉田さんラッシュで呼吸が危うい感じになってきました。なんだこの……なんだこの!?

 


……失礼しました。
それにしても、今回の遠足では吉田さんと真子の距離がかなり縮まったような印象を受けます。
スプラッシュコースターでも隣同士で屈託のない笑顔を見せてくれましたし、開幕のオールスターのコマといい、真子がスッと吉田さんの隣に立っている事も多いです。
これはよしまこの流れがキテル……?

 

 

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おっと、吉田さんとの距離が縮まったのは真子だけではありませんね。
共にコワリィッチへの愛を歌ったソウルメイトである田村さんともこっちは勿論のこと、どうやらネモとも心の距離が縮まったようです。
ネモからスマホを受け取る吉田さん、実にいい笑顔を浮かべながら謝辞を述べます。
最初は「お前なんでいんの?」から始まった二人ですが、アトラクションをノリよく満喫するネモの姿を見てソウルメイトだと認めたのかもしれませんね。


そして、この千載一遇のツーショットイベントをうっちーが見逃すはずもありません。
背景に徹していたのはもはや過去のこと。もこっちが好きであることを自覚した今、うっちーに足を止めている時間はありません。
「く……黒木 一緒に撮る?」と、相変わらず詰まり気味ではありますが果敢に攻めの姿勢を見せます。
一方、断る理由もないが誘われる覚えもないのか、もこっちは驚いた様子です。頬には小さく汗が浮かんでいますがこれを了承します。

 

そう……うっちーに悪意はありません。あくまでもこっちと写真を撮りたいという可愛らしい思いを叶えたいがため。
うっちーの自室には雌猫グループと一緒にダンスを踊ったり修学旅行を楽しんだときの写真が飾ってありましたし、そこに一つ華を添えようという事なのでしょう。
うっちー、素直な気持ちになった甲斐がありましたね!

 

 

 

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……相変わらず人の迷惑とかは考えないようです。


というか、愛するもこっちが窒息しそうなんですがそれは大丈夫でしょうか。
「まこっち早く撮って……」と懇願するうっちーの声も実に苦しそうですし、下手したら世界初の無理心中パターンを開拓することになりかねません。
なにげに、嫉妬している時以外で三角口になったのはこれが初めてでしょうか?

 

 

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そんな斬新な心中現場の撮影も終わり、手持ち無沙汰な様子の田村さんに声をかける真子。
真子はピースサインを決めますが、田村さんはやはり恥ずかしいのかピースサインは無し。
そして注目したいのは吉田さんの膝ですね! (身長的に)そのまま撮ると正面アングルにならないから配慮してのことでしょう。
ここまでは少しワガママ成分が強めの吉田さんでしたが、大切な仲間の良い思い出を残すための気配りをきちんと出来る人であることが示されていますね。

 

─その時、田村さんの耳に誰かがイチャついてる声が聞こえてきます。

「こ……これでいいのか?」
「そうそう」

 

 

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その声の正体は、今もっとも田村さんが恐れているであろうネモクロコンビでした。
左右対称のポーズを仲良く二人で決めていますが、「写真見ればわかる」とは一体──

 

 

 

 

 

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って根元サン!!!!!!! ハートマークじゃないっすか!!!!!!??!?!?!1!?????

 

 

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待ってくれたまえ (心臓が保たないから)ネモクロの洪水をワッと いっきにあびせかけるのは!

 

 


いやはや……なんですかこりゎ……。更新直後に目を通してこのページに到達した瞬間、机に突っ伏して動けなくなりました(実話)よ……。
この写真見た時のもこっちのリアクションがすごく気になります。万が一にでも、「ばっ……お前これ(ハートマークじゃねーか)……!」とか言いながらもこっちが赤面なんてした暁には一晩でネモクロ法隆寺が建立されてしまいますよ。
いやはや……なんと言いますか、ネモのアタックは喪126といい熾烈さを増すばかりです。一撃必殺レベルですよ……。これでは読者である私のほうが保ちませんよ本当に。
喪122の自己紹介を境にネモもタガが外れたのか、うっちーに負けず劣らずグイグイ攻めてきます。
これはあの人も負けてはいられません。今が攻めどきですよ!ですよね、田村さん!

 

 

 

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熊を攻めてどうする。


しかも恐ろしいのは分厚いであろう着ぐるみ皮の繊維を貫通して捻じ曲げているという点です。そりゃうっちーの左腕も壊れますよ。
「え?なんで?」に続いて握撃も持ちネタになりつつある田村さん、もっとアグレッシブになる必要があるのかもしれません(攻撃的方面ではなく)。

 


ところで、一見ギャグに見えるこのオチなのですが、一つ大いに気になる点があるのです。
喪126で田村さんがものすごい形相でうっちーの左腕に「ぎゅうう」を決めていましたけど、あの時は「ネモ」「クロ」呼び事件を間近で見たからでしたよね。
私はあそこまで田村さんが憤りを見せたのは「名前で呼んでもらえなくてモヤモヤしてる最中に、どこの馬の骨ともしれないリア充と親しげにあだ名で呼び合い始めたから」だと思っています。つまり、「爆弾に触れてしまった」というやつです。
ところが、今回のネモクロはハートマークをお互いに形作っただけであり、田村さんの今抱えている爆弾に触れる内容ではありませんよね? これはどういうことなんでしょうか。

 


以前私は、喪124でのレビュー「今週の田村さんからは『黒木さんの一番の友達になりたい』に近い何かは感じてしまいました。例えそれが不安に基づく感情だとしても」……という風にコメントしました。
そう……田村さんはネモに「一番の友達」の座を取られたくないのです(喪124での行動から、例えそれがゆうちゃん相手でも取られたくはないと思っているのではないでしょうか)。今回のこのエピソードでその疑念が確信に近づきました。
もちろん、ネモクロ騒動でネモを敵視してしまったからこそ、親しげにしている様子を見ただけで苛立ったというのもあるでしょう。しかしそれも、どちらにせよもこっちに対して大きな好意を抱いていなければ起きえない感情ですし……つまりは『正妻の余裕』ならぬ『親友の余裕』が無いんですよね(その点ゆうちゃんからは凄い余裕を感じます)。
やはり、名前で呼ばれるまでは精神的に余裕の来る日は遠いのでしょうか。

 

 

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4つ目のエピソードは「ゲーマーズ」

 

ウェスタンなシューティングギャラリーに訪れているのは小宮山さんと伊藤さん。修学旅行と同じく二人で回っていたようですね。
小宮山さんは相変わらずカッコよくて黒いものが好きなのか、大きな海賊帽を着用しています。一方の伊藤さんは可愛い熊のカチューシャを付けていますね。しかも鞄にも同じ熊を添えてバランスがいい。超人的な可愛さというほかはない。

片目を閉じ、照準がブレないようしっかり固定します。いかにも慣れを感じさせる所作で何発か撃ち込みますが……一発も当たりません。

 

 

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それに対して「……いや違くて……」と長々しい言い訳を始める小宮山さん。どうやら縁日のようにコルクの弾が出るようなタイプであればなんとなった(このアトラクションは弾は出ず、赤外線で的のセンサーに反応させるもの)と言いたげです。「ゲームになってない」などと自分の実力の問題ではないと主張し、ゲーム性のせいにする小宮山さんですが……。

 

 

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小宮山さんと同じように「いや違くて……」の出だしからゲームのせいにするもこっちの姿が。
なんでしょう……非常に微笑ましいですよね。小宮山さんともこっちは互いに突っ張りあっている事が多いですが(特に智貴絡みで)、
それでも性質が似ている部分は隠しきれないという。それもあってか、互いに「素の自分」で話し合えるという貴重な存在ですよね。
修学旅行へ行く新幹線の中で小宮山さんと二人でゆうちゃんに送る写メを撮るシーンが喪71でありましたが、
そういった二人の微笑ましいシーンもまた見てみたいという気持ちになりました。

 

 

一方、熱いゲーム批判を行う二人を尻目に全弾命中を決めた人物が現れたようです。
そう、それは…… 

 

 

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ポテ……いえ、遂に名前が明らかになりました。
二木さんです。最近、名前の紹介ラッシュが続いていて本当にうれしいですね。

 


しかも二木さん、やはりゲーマーとしての血が騒いだのか一回では物足りず何回も全弾命中を決めているようです。音ゲー、射的、騎馬戦。勝負の世界で常に完璧な結果を叩き出すスペシャリスト二木さん。クラスで一人柔軟体操をしていたのもプロ意識の現れでしょう。
そんな二木さん、どうやら男の子と一緒に回っているようです。
そして無言で全弾命中のバッチを伊藤さんに差し出す二木さん。その胸にはバッチが光り輝いており、自分の分も大事に持っている事が示されています。

 

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どうやら二木さんと一緒に回る男の子は一人ではなく複数人居るようですね。「ゲーセンあったよな?」という台詞から、ゲーマーのグループである事が推察できます。そして二木さんの「もうなくなった」という台詞からは、事前にリサーチしたか何回か通っている事が示されています(ゲーマーはどこに行ってもゲームコーナーを探しがち)。


一見すると「ゲームサークルの姫」なんて生ぬるい形容が頭のなかに浮かんできそうですが、それは違います。二木さんは「ゲームサークルの求道者」ストリートファイターで言えばリュウのようなものです。
二木さんの圧倒的実力とカリスマ性、人としての魅力に惹かれた者が集まったに違いありません。


……ところで、二木さんグループの男の子はネクタイを付けてませんし、それどころかシャツすら着ていません。制服ではなく私服っぽいんですよね。つまり、原幕生ではなさそうなんです。ま、まさか……二木さんと一緒に遊ぶためにわざわざ自腹で入場……??どれだけカリスマ性があるんですかね!?

そしてこのバッチを渡したことで、二木さんと伊藤さんの間に新たな関係が生まれました。
この二人の組み合わせ……超気になりますっ!!

 

 

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4つ目のエピソードは「バラバラ」
不穏なタイトルと共にスポットライトが当てられるのは加藤さん・岡田さん・南さんの一行でした。
加藤さんと岡田さんは飲み物で済ませる中、一人ガッツリパンケーキらしきものを頬張る南さん。軽食や昼食タイミングを合わせる気がないのか、それとも文字通り「噛み合わない」のか……。


……ところで、岡田さんのストローですが、何回も噛まれたのか先端がガジガジと細くなっていますね。
それは隠しきれない苛立ちによるものでしょうか──その時運命の悪戯か、その三人の前をもこっち・ネモ・吉田さん一行が通りがかります。
それを見かけた加藤さん、
「黒木さんと根元さん…… それに吉田さん? 珍しい組み合わせだね」
と、岡田さんの不機嫌の原因であろうネモを見かけた事を口に出します。

 

 

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加藤さんは岡田さんがネモに視線を遣ったことを注視します。
そして次の一言は「そろそろ仲直りしたら」

 

……加藤さんは、このネモと仲直りしたらどうか、という話題を切り出す為のきっかけを探していたのでしょう。気遣いの達人ですね。
そしてもこっちや吉田さんのグループに混じるネモを見た途端、ストローを強く噛みしめる岡田さん。不機嫌の原因は明白です。

 

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岡田さんは「いや別に仲良くないし」と一度言い返しますが、直後に「つーか あいつなんで黒木なんかとつるんでんの?」と不満を漏らします。
もし本当に「仲良くない(どうでもいい)相手」であるならば、つるんでいる相手がどうこうなんて絶対に気にならない筈です。

岡田さんは一度喪118でもこっちのくずっちな部分を見ており、「二度と話したくないけどどんな奴かめちゃめちゃ気になる」との評価をしています。それに加えて、あんたのことはどうでもいいけど陽菜の友達でしょ それだけだよ」とも言っていますから、ネモともこっちが友達同士であることを認知しています。
そしてつるんでいる理由はオタク同士だからという事を、恐らくはもう察していることでしょう(「うぇーい」事件は岡田さんが知らないので除く)。

だけども、ずっと今までネモの傍に居たのは岡田さん含むグループのメンバー。それから離れてまでもこっちの所まで行ってしまった事に対して相当複雑な心境を抱いているからこそ、この台詞が出た。どうして(親友だった)私をほっぽりだしてまで黒木なのか……という思いがあり、ぽつりと漏れてしまったのだと私は解釈しました。あくまで話の主題はネモの「行動」に対する不満なのであって、もこっちに不満をぶつけるつもりはこの場ではないのです。

が……それを聞いて笑みを浮かべるのは南さん。

 

 

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笑顔を浮かべながらスラスラともこっちに対する悪口を並び立てる南さん。
このテーブルの中でただ一人だけ、ピントがボケています。

二人が求めているものはもこっちへの罵倒ではありません。
加藤さんは、友達である岡田さんがネモと仲直りして笑顔を取り戻して欲しい。
岡田さんも、心の奥底ではネモと仲直りしたいという想いを抱えている。

……にも関わらず、南さんは言葉の表面しか捉えることが出来ない。何故なら、二人と深い付き合いをしていないからです。


……そんな南さんの発言を無視して爪を見つめる加藤さん、表情を変えない岡田さん。当然のことながら、返事はありません。

それに対して(あれ?) (のってこない……)と動揺する南さん。
何故なら、今まで悪口、陰口で盛り上がるのが自然な世界(グループ)に居たからです。反応が返ってこないことなどあり得なかったのです。

そして二人がそもそも悪口の類が嫌いだという発想に至ることが出来ず(後述)、大きな地雷を踏んでしまいます。

 

 

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悪口の対象が悪くてウケなかったのだ、と解釈したのか──「だったら今度は岡田さんが露骨に不満を向けているネモに照準を向ければ乗ってくれるだろう」──というような考えに至ったのかもしれません。今度はネモの陰口をズラズラと言ってしまいます。

 

……そしてそれは決して、岡田さんにとって許されるものではありません。

 

 

 

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崩壊……。

 

ぐにゃぐにゃと歪む南さんの背景……いや、歪んでいるのは目に見える世界全てでしょう。

(──どうしてこうなった?)
南さんには信じられないでしょう……何故なら、ウケると思った話をしたら突っぱねられたのですから。話を盛り上げようと思って、ネモともこっちの悪口を言ったのに、どうして──。

 

 

 

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──もともとは、今までつるんでいたグループのメンバーと離れてしまい、このままではクラスでぼっちになってしまう事に気づき、焦ってリア充である二人に取り入ろうとした南さん。
そのために田村さんと仲の良い真子のことは相手にしなくなり、二人の後ろを少し離れた距離から追いかけるように付いてきたのです。

 


ただその中で、二人が悪口を嫌いなことすら気付かず、ずっと悪口を繰り返し続け、挙句の果てにはネモの悪口まで言ってしまった。
なぜなら、自分の立ち位置を守るために取り入ろうとした……つまり二人と仲良くなるのはあくまで自分の保身のためで、自分しか見えていなかった。
だからこそ二人がどんな性格で、どれが地雷なのかを観察することを怠り──

 

 

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そして、今までの他人の悪口で盛り上がっていたコミュニティの常識をそのまま持ち込んだのです。
二年生までのそのコミュニティが南さんの頭のなかに歪んだ常識を植え付け、人の心に取り入る方法「他人への不満に同調して罵倒する」ことだという勘違いを増長させてしまったのだと思います。
なぜなら、その南さんの生き方を否定する人が周りに居ないからです。「類をもって集まる」の諺通りにそういう人ばかりが周りに集まって、良識のある人は何も言わずに離れていくからでしょう。

 

 

 

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そして南さんは、
「別にあんたなんかについてきてないし!!」「つーかバカじゃない?こんな所で空気悪くしてイライラしてさ──!!」

と捨て台詞を吐き、そして「ばーか」と幼稚な罵倒を繰り返しながら走り去ってしまいます。言葉が幼稚化するということは、それだけショックが大きかったのです。

遠足編の序盤で不機嫌そうにグループから離れる岡田さんを加藤さんが追いかけていましたが、グループから離れる南さんを誰も追いかけないのが対比的なシーンです。

それを冷静に見つめるもこっちと、無言で見つめるネモ。
ワタモテの三点リーダーには深い意味があり(※個人の感想です)、ネモの胸中に複雑な思いがひしめいている事が分かります。

 

「言い過ぎじゃない?」と言う加藤さんに対し、「明日香もうざかってたじゃん あいつ悪口しか言わないし」とうんざりとした表情の岡田さん。
──岡田さんも加藤さんも悪口は嫌だと思いながらも、南さんに対して「悪口はやめなよ」とは言いません。なぜならそれを南さんに言う義理もないし、それを直して欲しい、もっとまっすぐな生き方をして欲しいと思えるほどの好感も抱いていないからです(つまり、どうでもいい人だということ。もしくは言っても無駄だと思っている)。それはとても悲しいことですが、今まで自分の言っていた悪口が跳ね返ってきた結果がこれなのでしょう。


そして加藤さんは「茜も最近根元さんの話しかしないけどね」と切り出し、それに自覚症状のない様子の岡田さん。
このままでは埒が明かないと思ったのか、加藤さんはここで動きを見せます。

 

 

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なんと、もこっちグループへの合流……!
4人組にネモ・うっちーが加わり「オールスターだ!」と興奮していた喪125。まさか、そのもこっち一向に更に豪華メンバーが追加されるとは思ってもいませんでした。
……それもこれも、全ては岡田さんとネモの関係の荒療治のためでしょう。加藤さんは友人である岡田さんの為を思った言動と行動が、遠足編に入ってから徹底されている印象です。

 

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露骨に視線を逸らす岡田さん。そして少しだけ俯くネモ。
二人の間に何があったのか(或いは「何も無かった」のがまずかったのか)は明確に言及されていませんが、ネモの所作は岡田さんを強く拒絶するというよりは、後ろめたさのようなものを感じます。逆に岡田さんはネモに対して強い感情(怒り)を示しています。
オタクであることを隠していた点で、ネモには後ろめたさがあることでしょう。(進路指導のシーンでは、岡田さんに真剣に将来の夢を聞かれていたにも関わらず「(将来の夢は)おヨメさん」とはぐらかしていました)
だからこそ岡田さんの「どうして言わなかったのか」「自分を(オタクだと分かったらもう友達じゃないと言うとでも思ってたのか、という意味で)信用していなかったのか」という詰問に対して、何も答えられなくなり、逃げるように身を引いてしまったのかな、と個人的には思っています。このパターンだと、先に謝るのはネモの方ですよね……。果てさて、真相は、そして展開はどうなるのでしょうか……。

 そして、その二人の間に流れる気まずい気配を感じ、少し不安げな視線を向けるもこっち。
焼肉回の南さんと田村さんのやり取りを見つめていた時といい、もこっちの空気を読み取るレーダーが鋭くなっているのでしょうね。

 


一方その頃。
田村さんと真子とうっちーの3人はトイレからの帰り、

 

 

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項垂れながら左腕の袖を濡らす、女の子の小さな背中を見つけたのでした……。

 


人は痛みを知らなければ、中々覚えないし変われないものです。
他人の悪口を言うことで世を渡り歩いてきた南さんが、その生き方を否定されて痛みを知った今こそが、生き方を変えるチャンスなのではと私は思います。誰か手を差し伸べてくれる人がいれば……。

 

さて、「田村さんと真子とうっちーが見つけた」というのが次回の展開に大きく関わってきそうですね。
真子は優しすぎるがゆえに、誰かの生き方を否定するのは心苦しいかもしれませんが、
この前の「南さんみたいだったよ」と田村さんを諭したシーンを見ると、南さんに諭すだけの意志の力を持ち合わせていると思います。
逆に言うと、真子に見捨てられてしまうと「否定してくれる優しい人」が現れなくなってしまうような……。心配です。多分、南さんの背中を追いかけてくれるのではないかと思います。

そして、田村さんは泣いている南さんの背中を見て今何を思うのでしょうか……。
もし真子が、泣いている南さんの背中を追いかけようとした時にどんな反応を示すのでしょうか?やはり、追いかけようとする真子の肩を引き止めるのでしょうか?
うっちーはどう関わってくるんでしょうか……さっぱり予想がつきませんが、もこっち以外の他人の問題に真剣になる姿が見れたらそれだけで感動してしまいそうです。

果たして、南さんは手を差し伸べられるのでしょうか。それとも……。

 

 


今回はかなり長いレビューとなってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました!

 

 

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上下スクロールする際に左右スクロール判定に引っかかり、快適に上下スクロールできない事がありましたので修正しました。
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