場末の。

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ワタモテレビュー喪160「モテないし謹慎最終日」

7月4日(木)に、待望の私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の喪160「モテないし謹慎最終日」が公開されました!

 

 

喪157から四話連続でもこっちとそれを取り巻く友人たちのまともな接触がないという、昔のわたモテなら日常茶飯事だったぜ!という状況が続きました。
ですが今のわたモテにおいてはその状況というのは非常に奇異なものです。
一週間の謹慎期間が長く感じているもこっち…。
友人がゆうちゃんしか居ない頃のもこっちであれば、この一週間を「あっという間だった」と総括しそうなものですが、果たして…。

 

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今回のプレビュー画像はもこっち吉田さんです!

 

 

 

 

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いつもどおり朝練に向かう智貴の日常に、どうやら今日はほんの少しの変化が訪れたようです。
姉の同行。
謹慎期間は普段よりも早く登校していたもこっちですが、それでも智貴の朝練には及ばない時間だったようです。しかし謹慎最終日の今日はそれより更に早い、と。
別々に登校するという選択肢ももこっちは選択できた筈ですが、その中で一緒に登校するという選択肢を選ぶのが良いですね。深夜番組を一緒の部屋で見る姉弟仲は伊達ではありません。

 

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企業が運動部を積極採用する理由をなんとなく察しつつ、もこっちは智貴に頑張って歩調を合わせます。
「お姉ちゃんと一緒に登校できる最後のチャンスだぞ」という台詞がなんというか、ガツーンと来るぐらい可愛い台詞ですよね。競歩転向考えたら、という他愛のない会話もどこか微笑ましいです。
「そんなチャンスいらねぇ」という智貴ですが、並んで登校する居心地は悪くないんじゃないかと思います。前までなら嫌がってそうなものですが。

 

 

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通勤・通学ラッシュから外れたこの時間帯はいつものような人混みはありません。
二人はスマホをイジるということもなく、何か会話を交わすわけでもなく、ただ同じ景色を窓越しに見つめます。何気ないシーンですが、見ているものがバラバラじゃないのがグッと来る2コマです。

 

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そして智貴とは別れ…。(これが本当に最後の一緒の登校になるんでしょうかね)
今日は謹慎最終日とあって普段よりも早い登校だったはずですが、今の所はいつもとやることは変わらず、自習をひたすらこなすもこっちと吉田さん。
すると眼鏡の先生が「真面目にやった結果」と二人の成績に破顔します。
どうやらこの謹慎期間というのは、勉強に中々自主的に集中できないであろうもこっちにとっては成績面でもいい影響を与えたようです。もちろん吉田さんにとってもでしょう。次回のテスト結果の描写に注目ですね。
そして(ようやくこの生活も終わりか…)と外を見るもこっち。一方その頃…。

 

 

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今日でもこっちと吉田さんの謹慎が解けることは周知のこと。
足繁く下校前に二人のいる生徒指導室の前まで訪れていた田村さんが二人を迎えに行かない理由はないのですが、「別にいいけど」という田村さんに「どっち?(YESなのNOなの)」と聞く真子。田村さんは人からの誘いへのYESを「まあいいけど」って感じの言い方で答えがちですからね…。実際に行動に出る時は口に出す前に足や手が動くタイプですよね。

 

 

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一般生徒よりも遅く下校することになる二人に合わせ、わざわざ学校に長く残るという選択肢を取るのは二人だけではないようで…。
一日でも早く会いたいという現れですね。

 

 

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……が、廊下ですれ違うのは加藤さんと風夏さん。
喪157で気持ちのすれ違いが起きた二人ですが、加藤さんは風夏さんと二人きりで話すことがあるようで…。一方の風夏さんと言えば、気が気でない様子ですが…。

 

 

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しかし加藤さんから「ちょっと考え事をしてて嫌な態度を取った」ことを謝罪されます。これには風夏さんもほっとしたのではないでしょうか。
「考え事」というのは勿論もこっちの謹慎のことでしょうし、加藤さんが嫌な態度を取ったことを謝罪する余裕というか、笑顔を見せる余裕が出てきたのも、もこっちが今日帰ってくるからでしょう。そういえばここ数話で見た加藤さんの笑顔といえば、自分だけにもこっちが返信してくれたと思ったシーンだけな気がします。
ん…加藤さんの感情がもこっちに支配されている…?

一方の風夏さん、今回の一件は触れれば触れるほど火傷してしまう事がやっと分かったのか「もう忘れて くだらないこと聞いたわ」とクールな台詞を言える程度には通常運転に戻ったようです。しかし…

 

 

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ガッカリはするのか…。


どこか引きつったような笑みの風夏さん。そりゃあ「もしかして」ワクワクしてしまったからつい聞いてしまったんでしょう。しかし風夏さんはどこかこの話題に魂を惹かれすぎているところがありますからね…。

 

 

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そしてその後、大変珍しいのですが大笑いする加藤さん
笑いを堪えきれないほど大笑いしてしまう加藤さんは大変可愛いのですが、そこから出てくるのは例の「毛を触りたい」話題です。断片的な情報だけ風夏さんに与えられた状態で無情にもチャイムが鳴り、加藤さんは教室へと戻っていくのですが…。

 

 

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毛!?


胸を触った触らないで内心大騒ぎだった風夏さんにとって、毛は爆発的なパワーを持った単語です。加藤さんの背中を目で追いながら呆然とする風夏さんですが…。

 

 

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毛…!?

 

一難(胸)去ってまた一難(毛)。風夏さんは新たな匂わせ単語に動揺させられる羽目となりました…。身の毛もよだつ現実ですね。
…なんだか、修学旅行編のうっちーを彷彿としますよね。逃げようと思っても逃げられぬ因果と言うか、頭の中を支配するというか…。うっちーと方向性は違うといえど、もこっちのせいで間接的に狂わされていっている気がします。
果たして風夏さんの行く末やいかに。○毛神拳伝承者にはならないでほしいですが。

 

 

 

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一方その頃、生徒指導室の二人は校長室に呼び出されていました。吉田さんは先程からどこか堂々にも感じられる振る舞いですが、一方のもこっちは未体験の現況に目を見開きっぱなしです。(いつものグルグル目に…。)

 

 

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人生初の校長室に、横で親が頭を下げているにも関わらず物珍しさからか思い切りキョロキョロしてしまうもこっち。一方終始落ち着いた様子の吉田さん(100点と言い渡された時も、汗を流すもこっちとは対象的に正面を無表情で見ていた)ですが、吉田さんの視線が若干横を向いているので、吉田さんももこっちと同じく校長室に入るのは初めてで、物珍しく思っていることが推察されます。

 

そして温厚そうな校長から今の気持ちと今後どうしていくか尋ねられたもこっちと吉田さんですが…。

 

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こんな場でもふざけることを考慮するのか…。

 

豪胆なのか小心者なのか、それとも馬鹿なのか。非常にもこっちらしいモノローグだと思います。
かくして校長に殺害されることを恐れたもこっちは「一週間教室に行けなくてつらかった」ので、今後は規則を破ることなく真面目に高校生活を送りたいという極めて真っ当な回答をするのですが…。

 

 

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校長からの思わぬ質問。
ここでの「友達に会えないから教室に行けないのがつらい」という回答。
これがもこっち母の眼の前で行われている、というのがミソですよね。
そしてこのシーンでは母の描写がない。想像を掻き立てられます。

 

 

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そんなもこっちの回答が校長にスルーされたその頃、中庭のベンチで誰かを待つかのように謹慎の話題をする麗奈と杏奈。
すると、杏奈の眼の前を横切るのは吉田さんにナニをした犬でした。
誰かを彷彿とさせる顔をした犬の直後に、友人からの温かい声援を受けながら中庭に向かううっちーの姿が。応援されているのは「謝るために来た」からだそうです。勿論相手は言うまでもありませんが…。

 

 

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その犬を見た瞬間「キモ!? なにこの犬!?」出会い頭称賛してしまううっちー。
どうやら手始めに、誰かを彷彿とさせる顔をした犬を「キモくない」という為の練習相手に使うようです。
ここで「かわいい」という単語が使われていることから、どうやらうっちーの言う「キモい」に日本語で一番近い言葉は「かわいい」のようです。
喪160に至るまでの全てのうっちーの「キモい」という台詞を全部「かわいい」に変換して読み返してみるとより味わい深いですね。

 

 

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すると、更に田村さんと真子が中庭に姿を見せます。
下ネタ話に花を咲かせる二人と、キモい犬に顔を舐められ「うあぁあぁ キモぃぃー」と絶叫するうっちー(多分嬉しいんだろうな…)を見つける二人。
更にそこに訪れる加藤さん・岡田さん・ネモの三人。
それぞれがわざわざ自習するなどして放課後の時間を埋めながら、二人の帰りを迎えるために中庭に集まりつつあります。このそれぞれのグループが集合するワクワク感は久しいですね。

 

 

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出迎えるために連絡しようとするネモですが、なんと既に加藤さんが連絡済みだった様子。
実はこのメンバーの中で一番深刻に捉えているのは加藤さんなのでは…? 精神的に動揺するというか、普段と違った様子を一番見せていた存在ですから…(うっちーが叫ぶのは割といつものこととして)

 

 

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喪157の冒頭のやりとり以降、田村さんは在校中に連絡を取るのは避けていたのでしょうか。さらっと最終日例外ルールを出され沈黙する田村さん、今回は真子に連敗を喫しています。

 

 

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いつの間にか人の増えた中庭を遠くから見つめる麗奈と杏奈。
「吉田さんともこっちとよく一緒にいるダチ」が眼の前にいる状況で、「まあよかったよなー」と口にします(恐らく台詞の順番からも杏奈の台詞だと思います)。
「よかった」。確かに謹慎をした事自体はよくありませんが、謹慎という周りから白い目を向けられそうな処遇を受けても、それを大勢の友達が出迎えてくれる環境というもの全てに対して「よかった」と口にしたのではないかと思います。

 

 

そして校長室の前で平謝りする吉田さん母とこちらこそ、と返すもこっち母。
それを横目に見ながら「先行ってるわ また後でな」と再会することを前提とした別れを告げ、吉田さんは何処かに去ってしまいます。母に何も声を掛けずスタスタと先に行ってしまう辺り、吉田さんの家でのスタイルも少し見えてきますね。

 

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そして母と帰ろうとしたもこっちですが、携帯の画面を見て(加藤さんからの連絡を見て)、先程の吉田さんの台詞の意味を知ります。
小走りで「友達」のもとに向かおうとするもこっち。
……ですが、少し距離が空いたところで振り向き……。

 

 

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「早く友達に会いたい」という逸る気持ちを抑え、母への感謝の言葉を口にします。
もこっちが人間的な成長を遂げているのは言わずもがなですが、親への感謝の気持ちを見せるのは今までのもこっちではなかなか難しかったでしょう。喪158で描写されましたが、自分より早く起きて、弁当も作り、嫌味も言わず学校に来てくれる母親の姿を見て、ふつふつと親に対する感情というのも変化してきているのかもしれません。
これも他者からの優しさを受け入れる、感じ取ることの出来る…その能力が伸びてきたからなのだと思います。もとからわたモテ世界には、一部の悪意はありましたが、他者から優しさを向けられる事も多々ありました。もこっちはそれを感じ取って受け取れるようになったのかな、と思うのです。

 

 

それを受け、「……いいから早く行きなさい ご飯いらない時は早めに連絡してね」と、謹慎明けの友人との細やかなパーティを予期しての優しい言葉を掛けながら、駆け足で友達の元へ向かっていく娘の姿を見送ります。
この三点リーダーには娘からの思わぬ言葉への喜びを、少し噛みしめる時間が示されているのではないでしょうか。
そして……。

 

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母が心配していたこと。
謹慎という一週間よりも、ずっと…数年間に渡り心配していたであろうこと。

大丈夫。今は沢山の友人に囲まれているのだと。

それを知れたことが、今日学校に来て最も嬉しいお土産だったのではないでしょうか。

 

 

昔からのもこっちをよく知っているがために、その成長を見つめる役目はよく智貴が担っていましたが、今回は母……クるものがありますね。
このもこっちと吉田さんを暖かく迎える最後のコマは最終回感すらある、万感の一コマです。
ですが……。

 

 

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あせるな… 本当のゴールはここじゃない…

 

 

まだもこっちには学校生活が長く長く残っています。
謹慎という一週間を経て、もこっちの中で変わった認識もあることでしょう。これからの学校生活にも期待です!